イギリスのマナーハウスの夜明けです。 古風な金具を開けて窓から朝日を迎えたら、広いガーデンの朝の散策です。 動物を通さずに人だけが通りぬけられるゲートを通りガーデンを散歩しました。水辺に写るカントリーハウスがまるで映画のワンシーンのように見えます。 今月は北海道も台風と地震に襲われ、札幌でもかなりの被害が出ました。本当に自然の力の強さの前では人間の無力さを感じます。 温暖化の影響でしょうか、最近の自然の猛威は激しさを増し想像を超える被害を与えています。 身勝手な人間の振る舞いが地球の我慢の限界を超えてしまったのかもしれません。 美しい自然を慈しみ、長い伝統を次の世代に伝えるカントリーハウスや広大なガーデンを守り続けるイギリス人の努力には敬意を感じます。 歴史的な建造物や広大な景勝地等を寄付金などで買い上げその保存に尽力しているナショナルトラストが有名ですが、普通の人々一人ひとりの意識のなかにも自然を大事にし、しかもただ保護するだけではなく十分に活用し生活の中で楽しみの一つになっているようです。 自然のなかを散歩することが何より好きな人たちだと思います。 大都市のロンドン市内にも大きなガーデンがたくさんあり、散歩している人たちが沢山います。
イギリスのマナーハウス〜アインシャムハウス 5月はイギリスの快適な季節の始まりです。バーミンガムまで仕事で行った帰りにこちらのマナーハウスに立ち寄りました。 17世紀に建てられた大きなカントリーハウスですが、持ち主が何度か替わりそのつど改築されて建物はまとまりを欠く印象でしたが、広大なガーデンは素晴らしいものでした。 先月25日に父が他界しました。91歳の誕生日を祝った翌週でした。 9年近く週3回の人工透析に通い、最後は透析が出来なくなりわずか1日の入院であの世に旅立ちました。 高齢の母が一人残されたので心配でしたが、父の死を受け入れて淡々と日々の生活を送れるようになりました。 人生は長いようで過ぎてしまうと本当に短く感じますが、子供の立場から見た親の人生はとても重く、両肩にいつもその重みを感じていました。 自分のルーツであり、自分をこの世に送り出し育て支えてくれた人。 感謝しても仕切れない存在なのに、どうしてこんなに重く感じてしまうのだろう? 親とは不思議なものだ。