2004.11.9 |
札幌は初雪も降ってもう初冬という季節になってしまいました。
先日、随分遠くからお見えになった方がおりました。東京とか関西の方は大体メール鑑定、または郵送鑑定を選ばれる方が多いのですが、その方は最初から面談鑑定をご指定でしたので少々驚きました。
でも、内心ではホッとする気持ちもありました。というのは、メールとか文章になるとどうしても出来るだけ間違いのないように、また誤解のないようにと言葉の表現や言い回しなどに随分と時間がかかってしまいます。
ところが、面談ですと相手の方がお聞きになりたいことがよくわかって説明に無駄がなくなり、誤解があったとしてもすぐに説明をくわえることが出来るからです。
先日の方も、何かのご縁に導かれたかのようにこの札幌までいらっしゃいました。ご本人の運勢はもちろん、深くかかわっている回りの方たちとのかかわりなどもよく理解できたと話しておりました。
しかし、大事なことは未来を知る事ではなく、どうしたら自分の求める将来の幸福を実現できるかだと思うのです。
そのためには、「自分は何処から来て何処に向かおうとしているのか、今はどんなところを歩いているのか」を知る必要があります。
ヒントはまわりにたくさんあるのですが、自分の心の準備が出来ないとなかなか答えが見つからないものです。
観命サイトが、そのひとつのきっかけになればと思っております。
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2004.8.28 |
札幌はとても爽やかな気候になりましたが、まだまだ残暑の厳しいところもあるかと思います。
そこで、今回は再び「冬のソナタ」の話題を取り上げようと思います。
皆様、オリンピック観戦とともに、深夜の「冬のソナタ」を楽しまれた方も多いのではないでしょうか?
すでに、3度も放映され、語りつくされた感もありますが、あえて占い師から見た「冬のソナタ」感を述べてみたいのです。
よくお出でになる某独身男性が「主人公たちは自分達だけの愛の世界に浸っていて、回りの人達のことを考えていない」という感想をのべておりましたが、それについては5月2日に書きました。
そのさわりだけを申し上げると「人間というのは、初めから愛することを知っているわけではなく、人生でのいろいろな体験を通して少しずつ身につけていくものだということです。さらに、初歩的な段階から一段一段と階段を登るようにより深い、より崇高な愛のレベルへと成長していくもの」だということです。
魂の成長にとって最も大事なことと言っても過言ではないと思います。そのために、本当に愛する人との葛藤はとても苦しいものですし、心から愛する人を失うという経験は筆舌に尽くしがたいものではありますが、このような試練を経験することによって人は人間的にも霊的にも成長していくのだと思います。人生が苦難・病苦・失敗・事故などに満ちている理由はこの辺りにあると思われます。人生で出会う「人や出来事」にはすべて意味があるのです。
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2004.5.2 |
札幌もようやく暖かくなってきました。近所の円山公園の桜がピンクの花をつけはじめています。
皆様、今年のゴールデンウィークはどのようにお過ごしでしょうか?
このところ『純愛』がテーマの映画やドラマが話題になっていますが、 その火付け役ともいえる『冬のソナタ』が再放送されているので、毎週ご覧になっている方もいらっしゃると思います。
そこで今回は『愛』について少々お話してみたいと思います。
私たちが幸せと感じるために必須の条件として『愛する』『愛される』ことがとても大事ですよね。
人は本当に愛する対象に出会うことによって自分の幸せを発見するのだと思います。私たちはどんな時代になっても、愛し愛されることを必要としており、愛を失うと健康を損なうという特徴を持っています。
ところで、私たちは普段何気なく『愛する』という言葉を使っていますが、その意味はそれぞれの使う場面や相手によって随分と違っているのではないかと思います。
いつも感じているのですが、『愛する』という言葉を『大事に思う』と言い換えてみたら如何でしょうか?
そうすると、親子の愛も男女の愛も、さらに友人としての愛なども、相手を大事に思うという点において同じ意味を持つと考えられます。
そして、良く言われる言葉として『親の子供に対する愛は無償の愛』がありますが、本来『愛』というのは相手に何か見返りを期待するものではなく、一方的に相手を大事にする、相手に尽くす、ということだと思われます。
たとえば、男女の間でも、相手を心から大事に思い、相手の希望をかなえてあげる、その結果として自分から離れていく事になったとしても、それを応援してあげる、というのが本来の姿ではないかと思います。
一見難しそうにみえますが、皆さん自分の子供にたいしては、おおよそこのようにふるまっているのではないでしょうか?
次に、その『大事さの重さ』によって、愛の深さがわかります。ちょっと大事から、自分の命と引き換えてでもというレベルまで、無数の段階があると思われます。
ここでのポイントはどれだけ相手にたいして謙虚になっているかによります。
『冬のソナタ』の主人公たちの愛が人々の心を揺さぶるのは、愛の大事さのレベルが限りなく高いところにあり、
しかも相手にたいして本当の謙虚さにあふれているからではないでしょうか?
皆さんはどのようにお考えですか?
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2004.4.18 |
先週から今週にかけては、イラクの日本人人質問題でとてもハラハラでしたが、皆さんはこのことについてどんな感想を、お持ちでしょうか?
幸運にも結果的には無事開放となりましたが、それぞれの立場でみなさん様々なご感想をお持ちと思います。
ここで、少々私の感想を述べてみたいと思います。
この事件は、 私たちの住むこの日本の歴史的、地政学的な弱点を浮き彫りにしたと感じました。
日本列島の位置は極東といわれるように先進国からは最も遠い位置にあり、幕末から明治維新にかけての危機的な時代もきわどいところで切り抜けてきました。次の、第二次大戦の時代は地政学から見て石油資源を争う戦いでしたが、この時はご存知のように見事に敗戦となりました。
そして、現在のイラク問題もその延長上にあります。
日本は戦後、平和な時代が続き、まるで暖かくて安全なガラスの温室の中にいるような状況となっています。
しかし、温室を暖めるためにはたくさんの石油が必要であり、そのほとんどを中東諸国に頼っているのが実情です。
また、ガラスの温室を守ってもらうためにアメリカにたいして、たくさんの資金を提供し、しかも言いたい事も言えないのも現実です。しかし、このような現実をどれくらいの日本人が自覚しているでしょうか?
私たちが、『この国を維持し発展させていくための現実的な方法』として、どのような道が考えられるかをしっかりと議論すべき時期にきていると思います。軍事力に頼るのはかえって危険だというのはもう経験澄みです。
では、経済力でしょうか?
もちろん経済的な力は大事です。しかし、経済力を発揮するためには、世界が平和で、しかも、日本民族が安心出来る人間だという信頼感を築くことが不可欠です。
そのためには、民間レベルの地道で息の長い努力が必要ではないかと思います。
もちろん、今回の事件では賛否両論があり、反省すべき点も多いと思いますが、経済活動の他に、人道支援的な活動も大事だと思います。
その際に大事なことは、日本のリーダー(政治的&思想的)が、『戦争は望まない、日本は平和を選ぶ』というメッセージを具体的に継続的に発信していくことだと思います。
でも、日本のリーダーたちは一体どこに向かおうとしているのでしょうか?
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2004.3.15 |
札幌もようやく春の陽射しが感じられるようになってきました。
先月、BBSのほうにたくさんの質問を下さった方がおりました。結婚についてのご質問だったのですが、漠然とした問いかけにお答えするのはとても難しいので、どうしても説明不足という感じでした。
ここで、少し補足したいと思います。
『人は見るものに近ずく』といいます。その意味は心の中で繰り返し見るもの、つまり思い描くものに引き寄せられていく、という意味です。心の中で思い描く夢や希望は、思い続けていると、いつかは必ず実現するということです。
これは、見えない世界の法則と言ってもよいくらいです。ただし、これは良いことにも悪い事にもあてはまります。
つまり、「あの人は嫌い」とか、「あのようになりたくない」とか、とにかく心に思い描くことは、いずれ実現していくのです。そのため、心配や不安はますます心配の元を引き寄せてしまうということです。そのために、心の中に不安や嫌な考えが浮かんだら、テレビのチャンネルを変えるように自分の好きな物、素敵なイメージ、憧れている人やイメージなどに切り替えることが大切です。それがその人の教養だと思われます。どれだけ、自分の中に素敵な夢や希望を持てるかが、その人の人生を決めていくのです。それが、未来に向けるサーチライトとなるのです。
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2004.2.14 |
最近の話題作『マトリックス』は、見る人によって評価の別れる映画ですが、とても興味深いストーリーと魅力的な言葉にあふれています。
今日は第一作目の中でうーんとうなってしまった言葉をあげてみます。
主人公のネオが予言者と別れて出てきた時に、モーファイスが言う言葉です。モーファイスはネオに向かってこう言います。 『道を見る者と歩く者は違う』
予言者は先を見る者ではありますが、実際に歩いて行き何かを成し遂げるのはそれぞれの人間のなすべきことという意味だと思われます。そのために、予言者は普通のおばさんの姿で現れています。私たちも同じです。
人生の中でさまざまの出来事にぶつかりますが、たとえどんなことを予言者(占い師) にいわれたとしても、実際に困難な状況を切り開いていくのは自分自身の行動しかないということです。私たちは現実社会の中で、もがき傷つきながら判断し決断をしていきますが、その時に出来るだけ『魂のシナリオ』に近い選択が出来るようにヒントを与えてくれるのが、予言者の言葉だと思われます。 私たちは誰でも救世主になれる可能性があるともいえます。
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2004.1.5 |
新年おめでとうございます。
昨年はあまり書き込みもせず、ご無沙汰しております。
さて、皆さんはどのようなお正月を迎えられましたか?昨年に続き今年もなかなか厳しい年になりそうですが、今年の予想は一寸おきまして、今回は別のお話をしたいと思います。
『冬のソナタ』 ご覧になった方も多いと思いますが、とても素敵な韓国のテレビドラマです。ネットでも紹介されてますので、あらすじなどはそちらでご覧下さい。青春恋愛ドラマという趣ですが、音楽がとても美しいのと、『せりふ』が
秀逸で心に響いてきます。
ご覧になった方はそれぞれ心に残る場面やせりふがあったとおもいますが、私からみて最も印象的だった場面を紹介したいと思います。
物語は、初恋で強く惹かれた相手が交通事故に会い、行き違いから相手を死んだものと信じて忘れようとするのですが、相手の男性は記憶を失ってかなり違う個性として十年後に突然彼女の前に現れます。初恋の人に瓜二つなので、次第にその相手に惹かれていきます。そのとき、同性の友人に『姿形が似ていても違う人なのよ』、と言われ彼女が語る言葉ですが、『理性では違う人だとわかっているのに、自分の心は初恋の人と同じ人だと叫んでいる!』
これはまさに、見えない世界と今生きている世界との違いと同じです。
私たちは生まれる時に『魂のシナリオ』を携えて生まれてきます。つまり、私たちは生まれてくる前に、今回の人生でどのような人と出会い、どのような体験をするのかを、あらかじめ選んで生まれてくるのです。ただし白紙の状態で試練に立ち向かえるように、すべての記憶を消されて生まれてきます。
ただ、あらかじめ魂の深い記憶として自分の出会うべき相手や出来事を思い出すヒントが与えられています。まるで実人生が舞台だとすると、見えない世界は楽屋裏のようです。
私たちは、自分の人生のシナリオを読み、しっかりと打ち合わせしてから生まれてきますが、現実の人生では、常識、理性、親、仕事、お金、などあらゆるものが、自分自身を発見するのを妨げます。この物語の主人公たちもあらゆる障害に邪魔され続けますが、最後は自分自身の心の底からの直感によって、自分の求める相手を見つけ出します。
誰でも、魂の直感を与えられていて、心を静かにすると自分自身の進むべき道を見つけることができるのですが、この観命サイトもそのヒントを与えてくれる一つの方法です。
どうか自分を見つけ出す一つの手段として役立てて欲しいと思います。
今年もどうか観命サイトをよろしくお願いします。 |