めまぐるしく変化するロンドンですが、先月は現代の大聖堂ともいえる総ガラス張りの高層ビル〜ザ・シャードで食事をしてきました。
高いところは苦手なのに、相棒に誘われて結構高い所にもでかけています。天空のレストランでとても美味しい中華をいただきました。景色はすばらしかったのですが、居心地はちょっと微妙でした。
実は、ロンドンから帰った頃から体調が悪化し、再手術を受けておりました。一度大きな手術をするとなかなか体力がもとに戻らず出張も難儀しましたが、今は何とか回復し毎日の散歩を日課にしています。
人生というのは本当に何が起こるか、誰にも解りません。確かなことは、今現在自分が生きていて、今ここにいることです。
同じ場所を再び訪れても、同じ経験をすることはありません。同じ時間は二度と経験出来ないのです。
いつもと同じ散歩コースを歩き、いつもと同じ朝食を前に、いつもと同じ相棒と、いつもと同じような話をし、・・・・。
ごく普通の生活が明日もまた続くのかは・・・わからないのです。
しかし、私たちは日々自分自身を癒し続けています。 毎日起こる様々な出来事、事件、悩み、困難を毎日乗り越え、克服し続けているのです。
時には、自分のからだを休め、自分の心をいたわる時間を持ってはいかがでしょう。
私達一人一人がこの世界の現実の一部です。
私達の毎日の考える事、選択すること、その行動がこの世の現実の一部分を形造っているのです。
自分自身をいたわり、癒してこそ、生きる力を得ることができるのです。
「自分が正しい事をしていれば、自分の身に悪いことが降りかかるはずはない」〜誰でも落ち込む理性の罠の一つです
理性で判断しようとすると、世界は全く理不尽に動いていて、どんな人でも逃れることはできません。
このジレンマから逃れるには、理性を捨てることが第一です。
魂の闇夜を照らしてくれるのは、理性ではなく、現実を素直に受け入れる謙虚な心と祈りです。
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